世界に自分軸を輝かせよう!"Who you are" makes the world a better place! by Sayuri Sense

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【Limited Edition期間限定Podcast番組エピソード】NYの成功と失敗から、日本がこれからどう考え、行動すればいい?~Learn from Newyorkers how to protect yourself and your loved ones from COVID 19

April 06, 2020

4月3日 NY(NY在住:田中さん撮影)

今回は、Sayurisense “Who you are makes the world a better place!”

Podcast番組の期間限定臨時エピソードとして、「NYの成功と失敗から、日本がこれからどう考えて、行動すればいいか」を一緒に考えるために、NY在住の田中さんへの生のインタビュー音声、撮影してくださった動画や写真をお届けいたします。

前回のエピソード「NYの新型コロナウィルスへの対応から学ぶこと(オーバーシュートに備えて)」の発信を聞いてくれた、福岡のラジオDJ時代からお世話になっている方から、ぜひ紹介したい方がいると連絡があり、NYの事情に詳しい田中さんを紹介いただきました。

「これから日本が大変になるから、少しでも情報と意識を共有しなくては」という同じ思いだったため、配信をすることになりました。

田中さんは、日本とNYのビジネスを繋げるお仕事や、日本のメディアなどで発信をされている方です。

NYの対策は的確で、クオモ州知事の愛溢れる対応やそしてリーダーの素早い決断について、前回のエピソードではご紹介しました。 それでも!人工呼吸器があと数日で足りなくなると言われていて、命の選別をしなくてはならなくなくなっている。

週末の地下鉄、ほぼ無人。

まだ感染者や亡くなる方の数のピークはまだこれからだと言われている中、日本時間4月5日夜11時にインタビューをさせていただいています。

そんな中、日本の対策や、私たち一人一人の行動が、世界から注目されています。

日本は緊急事態宣言が出るのか、経済対策はどうしたらいいのか、子供やお年寄りの安全をどう守ったらいいのか、仕事はどうしたらいいのか、本当に様々な情報が錯綜しています。

日本に医療崩壊が起こるかもしれない。そんな危機感を持ちながら、先の不安や心配ばかりで、どうプランをしていったらいいのか皆が混乱をしているところ、サユリセンスは、通常は報道番組ではないので、臨時号として期間限定で情報共有のために配信したいと思っています。(離れていても、心は一つ。)

4月5日夜11時にNYと繋げてインタビュー

Q1)CDCやジョン・ホプキンス大学でも発表はされていますが、NYの感染者のこの1ヶ月間の数字の推移を教えてください。

A1. =メリーランド州のジョンホプキンス大学が毎日更新し続けている米国の数字によれば、米国の感染者数は、2/1の感染者数8人。3/1の感染者数98人。この日に米国で最初の死者が確認されました。

3/31で19万人弱。死者は300人弱。(4/3では277,205人で、死者は6,593人)

NY州、NYCは特に比率が高く、感染者数/死者数共に全米の1/4~1/3を推移しています。

現在日本の感染者数はおおよそ2千人。日米の人口比でいうと現在の日本の感染者数で換算すると、米国では6500人弱の感染者が確認された3/16あたりのデータが目安となりそうです。

米国の感染者数の推移は、その1週間前は3/9で1000人弱。それが1週間後の3/16には6倍以上。そしてその2週間後の3/31には米国の感染者数は19万人で、1900倍以上。4/3時点では30万人に達するほどの驚くべき増加曲線を描いています。

これから想像するに、日本はこの2-3週間でなんとか喰い止めないと米国/NYC同様になってしまう危険性があるのではないでしょうか。

Q2)前回のエピソードで、最悪の事態に備えた上で、希望を持って対策・行動をしようと専門家の言葉をご紹介したのですが、NYは今、日本に報道されていないシリアスな状況があると思います。NYの現状を教えてください。

NYCでは市当局の意向により3/16以降は市内のほとんどのビジネスがシャットダウンされました。3/16以降はレストランやショービジネスなどが全て閉鎖。これはスポーツ施設や美術館や市内各所の観光地も同様です。

つまりミュージカル俳優、ミュージシャン、ダンスの先生、スポーツのコーチ、レストランのシェフやウェイトレス等々、特にNYCに多い職業の人たちが、3週間前から職を失っていることとなります。

そして彼らが3月末、そして4月末には家賃が払えなくなることで、住むところをなくす人が増えると懸念されています。

ホームレスのシェルターやDV被害者の保護施設なども感染拡大予防のため閉鎖となっており、街には行き場のない方が増えましたが、レストランが閉鎖で残飯漁りもできず、街中に人がいないので小銭を恵んでもらうことも出来ません。もちろん住むところもない。

さらには刑務所で感染が広がっているということで、市内の刑務所から囚人を解放しましたが、いうまでもなく仕事もなければ家もない。当然犯罪に走るので、市内では強盗などが増えました。

普段なら職を失えばとりあえずはレストランで皿洗いでも、と考えがちですが現在はそれも不可能。

これまでは女性の場合なら夜間帯の接客など、風俗関連が最後手段とされてきましたが、いうまでもなくこういう手段も選択することができなくなりました。

市内の大規模コンベンションセンター、セントラルパーク、競馬場の駐車場、テニス施設のインドアコートなどに臨時の隔離病棟が設置され続けており、しかも数が全く足りないのでその数は増え続けています。

病院の駐車場には冷蔵トラックが駐車され、臨時の死体安置所として利用されているほか、軍保有の病院船もハドソン川の埠頭に駐留されています。

Q3)日本もそのようになってしまうのでしょうか?(感染を止められると思いますか?)

3週間前にはNYCもすごくのんびりしていました。皆が公園でバスケットに興じ、ライブコンサートで発散し、ミュージカルを楽しむ。それが今やこのような状況を招いてしまっています。

今、日本は本気で「やりすぎ」と思えるくらいの対策をしないと、NYC同様の惨状を招くことになってしまうと思います。やりすぎだったらそれでいいと思うべきです。やりすぎた時には後で笑えばいい。

しかし「足りなかった」場合にはもう取り戻せないことになるのではないでしょうか。そして「自粛」にとどまる現在では、日本はNYCと同じ轍を踏まざるを得ない状況になっているように見えて不安でなりません。

一方で日本はその人口に比して、感染者数や死者数が少ない事実があります。

この背景には、日本人の衛生観念や、手洗いなどの生活慣習によるものが大きいのではないかという考察は米国の専門家からも出てきています。

Q4)NYの成功しているところ、失敗したところ(日本のロックダウンの定義は曖昧ですが、経済がストップしてでもすべき?)