きくドラ
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幸田露伴「幻談」
徳川期もまだ末にならない時分 江戸は本所の方に暇さえあれば釣りをする侍がおりました。 ある夜、馴染みの船頭と海に出ましたところ…? 江戸の風情を伝える語りの妙味・円熟の文章を楽しめる一作。 【出演】 侍: 内匠靖明 船頭 … 続きを読む →
ジョルジュ・サンド「フランス田園伝説集」
19世紀、フランス中部ベリー地方に伝わる伝説から「霧女」の話。 ジョルジュ・サンドは、「男装の麗人」「ショパンの恋人」として知られるフランスの作家・初期フェミニスト。 【出演】 語り(霧女): 天野亜希子 ジャン:中澤ま … 続きを読む →
岡本綺堂「中国怪奇小説集より『捜神記 六朝』」
古代中国・六朝時代より書き起こされた怪奇小説集より抜粋してオーディオドラマ化。 宗家の母 魏の黄初年中、清河の宋士宗という人の母が、夏の日に浴室へ入ったら…。 祭蛇記 東越に庸嶺という山があった。その西北に棲む大蛇がいた … 続きを読む →
田山花袋「Nの水死」
「お前はNと一緒になった方が幸せだった…」 病床のK博士は、夭逝した友人Nについて、妻の治子に語り始める。 【出演】 K博士:内匠靖明 治子:天野亜希子 N:中澤まさとも 語り:出先拓也
落語「青菜」
ある夏の暑い日、仕事中の植木屋が旦那から、色々とごちそうになった。 その時に出た夫婦の言葉遊びにえらく感心した植木屋は、帰るなり女房にも手伝わせて、遊び仲間の熊で実践しようと…。 元々は上方落語にあった話で、江戸落語の滑 … 続きを読む →
シェイクスピア「アテネのタイモン」
アテネの大貴族タイモンは、執事や友人の忠告を無視し、群がる人々に大盤振る舞いを続けるが…? 最初の印刷は1623年とされる悲劇であり、問題劇、喜劇。 【出演】 タイモン:中澤まさとも 執事フレイビアス:出先拓也 アルシバ … 続きを読む →
マーク・トウェイン「生きているやら、死んだやら」
1890年ごろ、サミュエル・ラングホーン・クレメンスこと、作家・マーク・トウェインがリヴィエラのホテルに滞在していたころ、マニャンと名乗る紳士と出会った。 マニャンの謎めいた様子に、どうにも彼が気になった彼は…。 「トム … 続きを読む →
ヴァージニア・ウルフ「ラピンとラピノヴァ」
1939年発表。 夫婦の愛の変化を空想のウサギに託して描く。 小説の筋や時間の枠にとらわれず、移ろいゆく意識を表現する「意識の流れ手法」で知られる著者の短編。 【出演】 ロザリンド・ソーバーン:天野亜希子 アーネスト・ソ … 続きを読む →
坂口安吾「アンゴウ」
終戦後、3度目の春ー。 復員した矢島は、偶然にも古書店で亡き友人・神尾の蔵書を発見した。 読み進めていくと、謎の暗号が書かれたメモが挟まれており、それが気になった彼は、謎を解こうと神尾の実家へと向かうのだが…。 初出:1 … 続きを読む →
寺田寅彦「柿の種」(朗読)
「天災は忘れた頃にやってくる」 などで知られる随筆の名手・物理学者の短文集より。 ・震災後の東京 ・日本の災害教育 ・猫の本能と霊性 ・忠犬ハチ公の死 ・戦前にみた連合艦隊 【語り】 中澤まさとも 呉圭崇 出先拓也 天野 … 続きを読む →