心理カウンセラー島幸樹の「心がスーッと楽になるボイスブログ」

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2019/08/21 学校へ行けない「理由」。その子の立場で。

August 21, 2019

内的準拠枠っていう心理学の用語のお話です。
その人その人の独自の考え方とか、感じ方、思い、そういうものをいいます。
ピーマンを食べない子は、どうしてピーマンを食べないんだろう。
原因探しをしなさいということを言いたいのではないです。
そうじゃなくって、その子なりにいろいろあるんだってことをわかりたいとする姿勢。
この、「わかりたいとする姿勢」という話をしています。
どうぞお聴きください。
子どもが話をしているときに、相手の人が話をしているときに、聞いている人間の立場で聞いていると、話がちょっとギクシャクするときがあります。
人は本来ユニークな存在なので、同じ言葉を使っていたとしても、考え方、感じ方はそれぞれ違います。
自分の経験(「自分だったらこうだ」とか)で相手の話を受け入れようとしても、相手にしてみたら「わかってもらえた」感じがしません。
人はそれぞれに内的準拠枠を持っています。
その枠で人は悩みを打ち明けようとしたり、気持ちを伝えようとしたりします。
私はよくこういう表現をします。
話しているその人のこめかみあたりにボタンがあって、そのボタンを押すと、その人の頭から小さなチップが飛び出してきて、そのチップを聴き手である私の脳に差し込めば、その人とまったく同じの思考や感情を持つことができる。
……と、そんなことができるわけもないけど、そういうことができたらいいのに。
そうすれば、その人が今話している内容をその人が感じているままに理解することができるのに。
でも実際には出来ない。
出来ないけど、イメージとしてはそれをしたいという思いで、その人の話を聴こうと思う。
ありがとうございました。
どうぞラジオもお聴きください。