働くみんなの朝の番組「あさのば」

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0489 イエス・キリストの名言(1)「人はパンだけで生きるのではない」マタイの福音書4章4節

January 02, 2019

 
どうも、あなたのサーバント中澤信幸です。
 
2019年1月3日木曜日、第489回目の放送です。
 
一年のはじめに、願をかけたり、計画を立てたりします。
そのとおりに実現したら、とてもうれしいことです。
と同時に、自分の願いがかなうだけではない、大切なことも心に留めておきたいものです。
イエス・キリストの語った言葉から、そのことをお話します。
 
『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる』と書いてある。
マタイの福音書4章4節
 
 

サタンの誘惑に対して
イエス・キリストは、40日40夜の荒野での断食を終えました。
そして、空腹を覚えたとき…
悪魔がイエス・キリストを誘惑します。
「あなたが神の子なら、この石がパンになるように、命じなさい」
空腹になり、パンを必要とする。
パンを食べることで欲求が満たされる。
これは人間の本性に備わっているものです。
マズローは、人間の欲求の5段階を以下のように分類しました。
生理的欲求 食べることはここに含まれます。
安全の欲求 身の危険を感じることなく、守られていたい
所属と愛の欲求 仲間や大切な人と良い関わりをもちたい
承認欲求 自分のしていることをきちんと評価され、受け止められたい
自己実現の欲求 これこそ自分だ、という歩みを実現したい
サタンの誘惑の本質は、ただ生理的欲求を満たせ、というものではありません。
どんな欲求でも、神の力で実現したらどうだ。
神の力を自分のために使って、願いを実現してみろ。
与えられている神の力を、自分の欲求を満たすために使え、という誘惑でした。
自分の欲求のためだけにではなく
それに対するイエス・キリストの返答が、
『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる』と書いてある。
私たちの生きる目的は、パンに象徴される、自分の欲求を満たすことだけではありません。
神の口から出るひとつひとつの言葉、とは、神が私たちに語りかける言葉を指します。
神が私たちに教えようとしていること
知ってほしいと願っていること
そのとおりに与えようとしていること
導こうとしていること
私たちが従うように期待されていること
この神の語りかけを自分のものにして、生きることが求められています。
そのとき、必要なもの、よきものはすべて与えられると信じて、です。
私の生活のほとんどは、自分あるいは誰かの欲求を満たすことに終始してしまいます。
イエス・キリストのことばは、神の語りかけに従って生きることの大切さを教えます。
一日一日の始まりに、神のことばによって生きることの大切さを、思い出すことができますように。
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